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手術室の看護師の申し送り、入室時と退室時のポイントを知りたい!
手術室の看護師の申し送りってどんなことに気をつければ良いのでしょうか?入室時に申し送りを受けるケースと退室時に申し送りをするケース、それぞれのポイントをまとめました。
また、申し送りを受ける際のコツもありますので、申し送りで悩んでいる手術室の看護師さんは必見ですよ!
手術室の看護師の申し送り=入室時編
手術室の看護師の申し送りのポイント、まずは手術室に入室する時の申し送りです。手術室の申し送りは外回りの看護師さんが担当しますが、入室時の申し送りは、どんなことをチェックすれば良いのでしょうか?
入室時の病棟看護師からの申し送りは、患者さんの情報を正確に把握して、手術中の患者さんの安全・安楽を保つために行います。
<入室時の申し送りで確認すべきこと>
・患者さんの名前(フルネーム)
・手術部位と術式
・手術同意書や輸血同意書の有無
・感染症の有無
・投与中の点滴内容や滴下速度
・挿入物の種類や部位
・既往歴
・感染症の有無
・アレルギーの有無
・最終バイタルサイン
・術前処置の内容
・術前指示は守っているか
・義歯やコンタクトレンズの有無
・褥瘡の有無、部位
・禁忌事項
これらのことは、必ずしっかりと確認しておきましょう。手術での患者さんの取り違えは、取り返しのつかないミスになります。また、感染症やアレルギーの有無もしっかり確認しておきましょうね。
挿入物の有無や禁忌事項、褥瘡の有無は患者さんの体位調整や手術中の安全確保には欠かすことができないものですので、しっかり確認しておきましょう。
術前処置は絶飲食等も含みますが、これらの主治医(執刀医)からの術前指示をきちんと守っていないと、手術中に嘔吐したり、感染原因になったりしますので、術前指示は守れているかも確認しなければいけません。
手術室の看護師の申し送り=退室時編
手術室の看護師の申し送り、次は退室時の申し送りです。手術室の看護師は手術が終わって、リカバリー室からICUや病棟に戻る時に、ICU看護師や病棟看護師に手術中の患者さんの状態を申し送りします。
手術中の経過を申し送りすることで、病棟(ICU)でのスムーズな看護に活かすことができるのです。
退室時の申し送りは、入室時よりも短時間で手早く終わらせてOKです。
<退室時に病棟看護師に申し送りすべきこと>
・最終のバイタルサイン
・手術中の経過
・出血量
・水分出納
・手術中に投与した薬剤、輸血
・麻酔からの覚醒状態
特に手術中に急変などのトラブルがなければ、サクッと必要事項を申し送ればOKです。「病棟でのケアに必要なことを申し送る」ということを念頭に置いて申し送りをすると良いでしょう。
手術室の看護師は申し送りの時に怖いと思われているって知っていますか?
手術室の看護師の申し送りのポイントを、入室時と退室時に分けてお話しましたが、病棟看護師から申し送りを受ける時に、「早口でサッサと言われて、イマイチ何を言っているのかわからないんだけど…」と思ったことはありませんか?
申し送りは簡潔に手早く、要領をまとめて行うのが基本ですが、あまりに早口の小さな声でサ~っと言われてしまうと「え?え?何?」と思っているうちに終わってしまいますよね。
そういう時は、病棟看護師が気をつけるべきなのですが、手術室の看護師であるあなたの方からちょっと働きかけてあげると良いですよ。
なぜあなたの方から働きかけると良いのかというと、手術室の看護師は病棟看護師から怖いと思われているからです。病棟看護師は手術室の看護師のことを、「できる看護師だけど、怖い看護師」と思っているんです。
手術室の看護師ってマスクをして帽子をかぶっているので、目しか出ていないので、どうしても怖いイメージがあるのです。
だから、病棟看護師は申し送りの時に手術室の看護師さんに突っ込まれたらどうしようと思って、早口でサ~っと終わらせようとしているとうわけなんですね。
手術室看護師のあなたの方がいつも以上にちょっとにこやかに接して、返事や質問をゆっくり優しく言ってあげると、病棟看護師も安心して、早口ペースが少し落ち着くと思います。
それでも、早口が続いて、何を言っているかよくわからない時は、病棟看護師にきちんと「もう少しゆっくりお願いします」と伝えて、申し送りの内容を把握するようにしてください。
申し送りの内容がうやむやなってしまうと、患者さんの安全を守ることができませんから。
それでも、早口で分かりにくい申し送りやあまりにも適当過ぎる申し送りしかしてもらえない時は、手術室の師長に相談して、師長から病棟の師長に病棟から手術室への申し送りをもう少しきちんとしてもらえるように伝えてもらうと良いでしょう。
まとめ
手術室の看護師が申し送りを受ける時と申し送りをする時のポイントをまとめましたが、いかがでしたか?申し送りが苦手な看護師さんって多いですよね。
入室の時は患者さんの安全を考えた申し送りを、退室時は病棟で活かせる内容の申し送りを心がけると良いと思います。
そして、手術室の看護師は病棟の看護師さんに怖いと思われているので、怖いという印象を持たれないように、にこやかに申し送りを受けるように心がけると、申し送りが分かりやすくスムーズに進むと思います。
いくらあなたがにこやかに努力をしても、師長に相談しても、病棟看護師から早口でよくわからない適当な申し送りしかしてもらえないという時は、早めに転職したほうが良いと思います。
申し送りくらいで転職なんておおげさ!と思うかもしれせんが、師長から伝えても改善されず、申し送りを軽視している病棟がある病院の手術室で働いていると、いつ患者さんの取り違えなどの医療事故が起こってもおかしくないんです。
もし、その医療事故が起こった手術の担当があなただったらと思うとゾッとしませんか?そうなる前に、きちんとした申し送りをしてくれる手術室で働くべきです。
申し送りを重視して、安全対策に真摯に取り組んでいる手術室を探すなら、転職サイトを使うと良いですよ。
転職サイトなら、申し送りに関するような細かいことまで、担当者がきちんと調べてくれますから、今度は申し送りをきちんとしていて、患者さんの安全を第一に考えた手術室で働くことができるはずです。
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この記事を書いた人
看護師 ハナ
- 取得資格:看護師
- 出身:東京都
- 年齢:29歳
- 看護師経験:総合病院
- 経験がある診療科:手術室
医療ドラマをきっかけに手術室看護師に憧れた私は、新卒から手術室に配属になり、それから手術室一筋!オペ室ナース歴は7年になります。
手術室看護は私の天職だと思っていて、これからも手術室看護を極めていきたいと思っています。リアルな手術室の実態や魅力をお伝えしていきます。
執筆者情報
手術室の看護師に憧れてるの!編集部
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