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手術室の看護師のインシデントとインシデントを起こした後の対処法を教えます!
手術室の看護師のインシデントにはどんなものがあるのでしょうか?また、インシデントを起こしてしまったら、どうすれば良いのでしょう?
手術室の看護師はインシデントを前向きに捉えないと、取り返しのつかない医療事故を招く可能性があるんですよ。
手術室の看護師のインシデントあるある
手術室の看護師のインシデントには、どんなものがあるのでしょうか?
手術室の看護師のインシデントの中で多いものを5 つご紹介します。
外回り看護師のインシデント
外回り看護師に多いインシデントは3つあります。
膀胱留置カテーテルの抜去
手術をする患者さんは、ほとんどの場合で膀胱留置カテーテルを挿入しますが、手術中に体位を整える時などに、カテーテルが何かに引っかかって、引っ張られて抜けてしまうことがあるんです。
コンタクトレンズ、指輪、マニキュア等の取り忘れ
手術を行う時には、コンタクトレンズや指輪、マニキュア等を病棟で除去してから手術室に入室します。
病棟看護師からも、そのことを申し送られて、手術が始まる前にも、手術室看護師がきちんと確認します。
でも、忙しさのあまり指輪やマニキュアを除去するのを忘れてしまったり、病棟からの情報に普段はコンタクトレンズを使用しているという情報がなく、コンタクトレンズをつけていることを知らなかったりして、コンタクトレンズや指輪、マニキュア等を装着したまま手術をしてしまうことがあるんです。
血液保冷庫の扉を開放したまま
手術室の中にはいつでもすぐに輸血できるように血液保冷庫がありますね。輸血製剤の保存は、しっかりと温度管理をしないといけないませんので、血液保冷庫は開けたらすぐに閉めなければいけません。
普段なら、きちんと保冷庫の扉を閉める癖がついているのですが、患者さんの血圧が突然低下するなど、急いで輸血をしなければいけない時は、扉を閉めたつもりでも、半開きの状態になっていて、保冷庫の温度が上昇してしまうこともあるんです。
器械出し看護師ののインシデント=針刺し
縫合針の用意をしているときなど、器械出しの看護師は針刺しをしてしまうことがあります。
清潔な針で刺したら、感染のリスクはありませんが、もう一度手洗いをして、滅菌グローブをしなければいけませんので、手術が中断し、患者さんに負担をかけることになります。
使用済みの不潔な針で針刺しをしてしまったら、感染の危険がありますので、すぐに処置をしなければならず、場合によってはほかの看護師に器械出しを替わってもらわなければいけません。
器械出し、外回り共通のインシデント=ガーゼカウント、器械カウントの間違い
手術が終わったら、器械出しと外回りの看護師の2人で、ガーゼカウントや器械カウントを行います。
ガーゼカウントも器械カウントもとても重要な仕事です。患者さんの体内に、ガーゼや器械が残っていたら大問題ですから。
そのため、カウントは慎重に行うのですが、ガーゼが重なっていたり、単純に数え間違いをして、「あれ?ガーゼが1枚足りない!」と勘違いして、手術室中が大騒ぎになることもあります。
手術室の看護師のインシデントは深刻な医療事故を招くことも
手術室の看護師のインシデントの中で多いものをご紹介しましたが、「インシデントで済んだなら、別にそれほど大きな問題になってないから良いじゃない。」と思うかもしれません。
でも、手術室のインシデントは深刻な医療事故を招くきっかけになるかもしれないんです。
コンタクトレンズや指輪が何らかの拍子に術野に入ることで、感染源となる可能性があります。
保冷庫の扉を閉めなかったら、輸血製剤がダメになり、必要な患者さんに使えなくなることもあります。ガーゼカウント、器械カウントが本当に合わなかったら一大事です。
針刺しは自分自身が重大な感染症に感染する危険がありますよね。
ですから、手術室の看護師のインシデントは、「たかがインシデント」ではなく、「医療事故を招くものであり、今回は何とか医療事故に至らずに済んだだけ」と思うようにしなくてはいけないのです。
手術室の看護師はインシデントでアクシデントを防ごう
手術室の看護師のインシデントは、重大な医療事故を招くきっかけになり得るものです。だからインシデントを起こしたら、しっかり反省しなくてはいけません。
手術室の看護師は、インシデントを起こしたら、必要以上に落ち込まず、「二度と起こさないようにするためにはどうしたら良いのか?」を真剣に考えるようにしましょう。
今回は、運よくアクシデントにならずに済んだのですが、もう一度同じインシデントを起こしたら、重大なアクシデントになるかもしれません。
ですから、インシデントを起こしたら、再発防止策をしっかり考えましょう。もし、自分だけではなかなか良い案が浮かばないなら、先輩看護師や主任、師長の意見を聞くのも良いでしょう。
また、同僚の看護師が起こしたインシデントレポートをきちんと読み込んで、あなた自身はそのインシデントを起こさないように、日ごろから注意しておくことも大切です。
まとめ
手術室は患者さんの命に直結する場所であり、少しのミスが重大な事故を招く可能性が高いですので、手術室の看護師は、インシデントを起こしたら、もう二度と起こさないように対策を立てるようにしましょう。
ただ、病院やクリニックによっては、インシデントを重視せずに、ただ師長や先輩から叱られるだけで、きちんと対策を立てない、職場全体でインシデントの再発予防に取り組んでいないところもありますよね。
そういう職場で働いていると、いつかアクシデントを起こしてしまうでしょう。
患者さんの命を守る意味でも、あなた自身を守る意味でも、インシデントの再発予防に真摯に取り組む病院の手術室に転職することをおすすめします。
インシデントの再発予防に真摯に取り組む病院の手術室に転職するには、転職サイトを使うと良いですよ。
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この記事を書いた人
看護師 ハナ
- 取得資格:看護師
- 出身:東京都
- 年齢:29歳
- 看護師経験:総合病院
- 経験がある診療科:手術室
医療ドラマをきっかけに手術室看護師に憧れた私は、新卒から手術室に配属になり、それから手術室一筋!オペ室ナース歴は7年になります。
手術室看護は私の天職だと思っていて、これからも手術室看護を極めていきたいと思っています。リアルな手術室の実態や魅力をお伝えしていきます。
執筆者情報
手術室の看護師に憧れてるの!編集部
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