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看護師 1年目の手術室勤務は、どういう仕事をしてどういう事に気をつければ良いの?
看護師1年目の手術室勤務は、具体的にどういう仕事をするのでしょうか?また、どういう事に注意すれば仕事を早く覚えることができるのでしょう?
手術室の看護師1年目というのは、20代の若い新卒看護師だけではありません。30代や40代で看護師になって手術室に配属になった人もいますよね。
また、手術室の1年目の看護師の中には、中途採用や異動で自分で希望して手術室に配属になったり、夜勤ができないから手術室で働くことになった子育て中のママさん看護師もいるでしょう。
新卒の看護師さんも、手術室での勤務経験がない中途採用や異動してきた看護師さんも、手術室1年目の看護師さんは全員これを読めば手術室での仕事がスムーズに進められるはずですよ!
看護師 1年目の手術室での仕事は器械出し
看護師1年目の手術室での仕事は、ズバリ器械出しです。器械出しは直接介助とも言われる仕事で、執刀医に「メス!」と言われたらメスを出し、「メイヨー」と言われたらメイヨーを素早く渡す役割の看護師です。
手術室の看護師の役割にはこの器械出し以外に、外回りという仕事がありますが、手術室では1年目の看護師はこの器械出しからスタートします。
「えぇ?いきなり器械出しなの?外回りの看護師のほうが仕事が簡単そうなんだけど」と思うかもしれませんね。確かに、手術室勤務の経験がないと、器械出しよりも外回りのほうが仕事が楽に見えるでしょう。
でも、外回り看護師は幅広い視野を持って執刀医や麻酔科医、臨床工学技士などと連携を取って調整し、手術室をコントロールしなければいけませんので、経験が必要ですし、難しい仕事なんです。
また、器械出しは手術室の看護師の基礎となるものですので、手術室では1年目の看護師はみんな器械出しからスタートすることになります。
看護師 1年目が手術室の仕事を早く覚えるために勉強すべきこと
看護師1年目が手術室で仕事を早く覚えるために勉強しておきたいことはたくさんありますので、1つ1つ整理していきましょう。
器械の名称と特徴
まずは、手術で使う器械の名称と特徴を覚えましょう。
手術で使うハサミには大きく分けて、メッツェン、メイヨー、クーパー、直剪があります。また鉗子にはアリス鉗子、コッヘル鉗子、ペアン鉗子、モスキート鉗子などがあり、それぞれにサイズもありますので、器械の名前と、それぞれどんな時にどんな用途で使うものなのかを覚えておくようにしましょう。
手術の流れを覚える
次に手術の流れを覚えましょう。麻酔導入から閉創までの流れを覚えておくと、頭の中でシミュレーションができますので、手術中にアタフタすることが少なくなります。
また、手術の流れを覚えるのと同時に、その手術で使う器械類と使うタイミングをリンクさせて覚えると良いでしょう。
解剖を覚える
担当する手術の流れと器械を覚えたら、次は解剖を勉強しましょう。
解剖がわかると、なぜその手術のそのタイミングで、その器械を使うのかがくわしく理解できますし、手術中はどんなリスクがあるのか(術野のすぐ近くに大きな血管が走っているから出血のリスクありなど)が見えてきます。
解剖学は器械出しの基礎となるものですから、手術前に予習をし、手術中は実際に目で見て確かめるようにすると、解剖をスムーズに覚えることができるでしょう。
手術室の1年目の看護師は、とにかくこの3つを覚えるようにしてください。
最初は1日1件の手術を担当することになると思いますが、前日にどんな手術を担当するか決まったら、その日の帰宅後に翌日の手術の予習をして、それを積み重ねていけば、手術室看護師1年目でも着実に実力をつけていくことができます。
最初は帰宅後に予習をするなんて大変だし無理!と思うかもしれませんが、最初に努力しておけば、あとが楽になりますので、最初だけだと思って無理のない範囲で頑張ってみましょう。
看護師 1年目が手術室の仕事をスムーズに行うためのポイントは?
看護師1年目が手術室の仕事をスムーズに行うためのポイントを教えますね。手術室の1年目の看護師は、何もわからなくて当然ですが、手術は患者さんの命がかかっているものですので、できる限り仕事をスムーズに行わなくてはいけません。
1年目の看護師が手術室での仕事、つまり器械出しの仕事をスムーズに行うためには、先ほどお話しした3つのことを覚えるだけでなく、外回りの看護師さんに協力してもらいましょう。
手術中に外回りの看護師さんと協力するのは当然のことなのですが、手術前から協力を仰ぐのです。たとえば、前日に予習したことでわからないことがあれば、事前に外回りの看護師さんに聞いておきましょう。
外回りの看護師はベテラン看護師が多いですから、あなたの質問にもきちんと答えてくれるはずです。
また、手術前に「まだ1年目でご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」とか「この手術に入るのが初めてで」などと伝えておけば、外回りの看護師さんもあなたを適切にフォローしてくれるはずです。
手術中でもわからないこと、困ったことがあれば、どんどん外回りの看護師さんに声をかけて、助けてもらうようにしましょうね。だって、あなたはまだ手術室1年目の看護師なんですから。
もちろん、外回りの先輩看護師に頼るのは、あなたが予習などをしっかりした上でのことですよ。「1年目だし、仕事はできなくて当たり前」と思って、自分では何の努力もせずに外回りの看護師さんを頼るのはNGです!
まとめ
手術室1年目の看護師さんは器械出しの仕事からスタートします。そして、自分でもしっかり勉強して、外回りの先輩看護師の協力を得ながら、少しずつスキルアップしていきましょうね。
手術室の1年目の看護師をきちんと指導してくれたり、外回りの看護師が積極的に助けてれる手術室で働きたいなら、転職サイトを利用しましょう。
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この記事を書いた人
看護師 ハナ
- 取得資格:看護師
- 出身:東京都
- 年齢:29歳
- 看護師経験:総合病院
- 経験がある診療科:手術室
医療ドラマをきっかけに手術室看護師に憧れた私は、新卒から手術室に配属になり、それから手術室一筋!オペ室ナース歴は7年になります。
手術室看護は私の天職だと思っていて、これからも手術室看護を極めていきたいと思っています。リアルな手術室の実態や魅力をお伝えしていきます。
執筆者情報
手術室の看護師に憧れてるの!編集部
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