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手術室の看護師の器械出しって、具体的にどんなことをするの?必要なスキルややりがいは?
手術室の看護師の器械出しは具体的にどんな仕事をするのでしょうか?
また、器械出しに必要なスキルにはどんなものがあるのか、どんなやりがいを感じるのかを知っておきましょう!手術室の器械出しの看護師を徹底解説します!
手術室の看護師の器械出しってどんな仕事をするの?
手術室の看護師の器械出しの仕事は、具体的にどんな仕事をするのでしょうか?
手術室で働いたことがない看護師さんは、手術室の器械出しは「ドクターに「メス!」と言われたら、それを渡す人」というイメージを持っているかもしれませんね。
そのイメージは正しいですし、器械出しは執刀医に適切に器械類を渡す仕事なのですが、もう少し詳しく器械出しの仕事をご紹介しましょう。
器械出しは、まず朝にミーティングを行い、今日担当する手術を確認した後、担当する手術の時間になったら、手洗いをし滅菌手袋やガウンを着用して、手術に使う器械類の準備を始めます。
その後、麻酔の導入が終わり、執刀開始となったら、手術の進行を見ながら、適切なタイミングで適切な器械類を渡していきます。
また、病理検査が必要な場合は、執刀医が切除した組織を病理に回すことになりますので、その標本を外回りの看護師に渡したり、手術の進行具合を外回りに伝えて、外回り看護師に追加で必要なものを用意してもらったりすることも、器械出しの仕事になります。
手術が終了したら、外回り看護師とガーゼや器械類のカウントをして、片付けを行ったら、その手術の器械出しとしての仕事は終了となります。
手術室の看護師の器械出しに必要なスキル
手術室の看護師の器械出しに必要なスキルは何でしょうか?
器械出しの看護師に必要だと思われる3つのスキルをご紹介します。
反射神経
手術室の器械出しの看護師に必要なスキルの1つ目は、反射神経です。器械出しの看護師は、医師に言われたものを瞬時にテキパキと渡していかないといけませんので、反射神経が求められます。
ただ、反射神経があまりよくないから器械出しができないというわけではなく、反射神経に自信がなくても、あとで説明する予測する力を磨き、手術中に集中していれば、反射神経をカバーできますので大丈夫ですよ。
解剖の知識
手術室の器械出しの看護師に必要なスキルの2つ目は、解剖の知識です。解剖がわかっていないと、次にどの器械を使うのかがわかりません。
例えば、医師から「ハサミ!」と言われたとします。ハサミと言っても、手術ではクーパー、長クーパー、直剪、メッツェン、メイヨーなどなど形も大きさもいろいろなものがあります。
解剖を理解していれば、「このタイミングでこの組織に使うなら、このハサミ」と適切なハサミを出せますが、理解できていなければ、的外れなものを渡すことになりますので、医師に怒られるどころか、患者さんに負担をかけてしまうことになるのです。
予測する力
手術室の器械出しの看護師に必要なスキルの3つ目は、予測する力です。
「この患者さんでこの手術なら、次はこうなる可能性が高い」、「この患者さんは組織が癒着しているから」とか「出血のリスクが高そうだな」などと予測しながら仕事をしていれば、予定外の突発的な事態にもすぐに医師の求める器械を渡すことができます。
器械出しの看護師は「こうなるかも」とか「このリスクがある」などと予測しながら仕事をすることで、手術をよりスムーズに、短時間で終わらせることができるのです。
手術室の看護師の器械出しのやりがい
手術室の看護師の器械出しのやりがいは何でしょうか?
器械出しの看護師は、患者さんと会話することがほとんどありませんので、病棟看護師のようなやりがいを感じることが難しいんです。そのため、手術室の看護師は、やりがいを感じにくいと言われています。
でも、器械出しの看護師だってやりがいを感じることはたくさんあります。例えば、予測しながら器械出しの仕事をしていて、見事にその予測が的中して、緊急事態にもスムーズに対応できたときです。
これは、器械出しの看護師がスムーズに対応したことで、患者さんの命を救ったことになりますよね。
また、器械出しをテキパキと適切なタイミングで行っていくことで、手術時間を短縮させることができ、患者さんへの負担を軽減することができます。
さらに、「新しい手術の器械出しができるようになった!」と入れる手術が1つずつ増えていくことにやりがいを感じることもあるでしょう。
まとめ
手術室の器械出しの看護師についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
「手術室の器械出しの仕事をしてみたい!」という人は、ぜひ手術室で働いてみましょう。
手術室で働いてみたい看護師さんは、転職サイトを使うと良いですよ。なぜなら、手術室がある病院に転職しても、手術室に配属になるかわかりませんよね。
でも、転職サイトなら担当コンサルタントが配属交渉をしてくれますので、確実に手術室で働くことができるんです!
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この記事を書いた人
看護師 ハナ
- 取得資格:看護師
- 出身:東京都
- 年齢:29歳
- 看護師経験:総合病院
- 経験がある診療科:手術室
医療ドラマをきっかけに手術室看護師に憧れた私は、新卒から手術室に配属になり、それから手術室一筋!オペ室ナース歴は7年になります。
手術室看護は私の天職だと思っていて、これからも手術室看護を極めていきたいと思っています。リアルな手術室の実態や魅力をお伝えしていきます。
執筆者情報
手術室の看護師に憧れてるの!編集部
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